将来のことを考える
人は年齢と共に不安や心配事が増えるもののようです。
若い時は、あまり先のことを考える機会がありません。あったとしても漠然とした考えで、そこには不安や心配なことはとても小さな部分でしかないのです。
ですが、年齢を重ねると体力的なことや仕事に対する不安など、心配事は尽きることがありません。
無理が出来なくなった身体と、いつまでも若い時と同じような仕事をしようと考える頭が、折り合いをつけることが出来なくなったりするのです。
もしも、仕事への不安が体力的なことや将来に関することの場合は、早めに対応策を考えておくことが大切です。
人は誰しも年々体力も落ちますし、思考力も落ちてくるのです。
今は無理が出来てもいずれは無理が出来ない時がくるのだ、ということを忘れてはいけません。
将来も今の仕事を続けていくのか、また同じ仕事であってもステップアップを考えておくのか、ということです。
出来れば今までの経験を生かし、今の仕事の延長でスキルアップ・ステップアップをすることを第一に考えるのが得策といえるでしょう。
学校や本から得ることが出来る知識や技術はありますが、実務で得ることが出来る経験や知識は学ぶという意識がなくては身につきませんし、またその力を生かすことも難しいからです。
同じ仕事の延長でのスキルアップであれば、今までの経験の上に重ねていくことでより奥の深い仕事が出来るようになるのではないかと思うのです。
これは、熟練した職人に匹敵すると考えても良いでしょう。
このような将来を考えた仕事をしなくては、人生の中で何度も転職を経験することもありますので、近い将来だけではなく数十年先を見据えた仕事を考えておくようにしましょう。
また、就職などをするときは転職をせずにスキルアップが出来るような環境かどうかを見極めることが大切ではないかと思います。